ディスプレイ、ディスプレイタイプ設定についてはひと目で見分けがつくので割愛して、ここでは内部の基板を推測する手がかりについて説明する。 まず以下にステップのデザインをもとにした簡易判別フローチャートと、さらに多くのチェックポイントによる詳細なフローチャートを掲載する。 さまざまなケースが考えられるため、フローチャートの結果が必ずしも正しいとは限らないことには注意していただきたい。
ここで重要なのは二点、ステップは簡単に交換可能で必ずしもステップと基板が一致しているとは限らないこと、DD〜DJT、EMP&RAはまったく違う筐体であるにも関わらず同じデザインであるということ。 初代ステップ(1st〜9th) 10thステップ(10th、HS) 初代ステップと似た青地のデザイン。もやはかかっていない。 REDステップはこのデザインの色違い。 9th時代にこのデザインの貼り替えキットを販売していたため初代筐体でもこのデザインの場合がある。 シルバーグレーの新デザイン。 tricoro以降の新筐体のみで採用。
DD以前は白地、GOLD以降は黒地のため、ステップとディスプレイだけでは判別がむずかしいDD筐体とGOLD筐体の判別に役立つ。 LC以降は接触式ユニットが後付けされたため一部隠れてしまっているが、判別は可能。 tricoroからはSTARTボタンの外側に埋め込み式になった。 液晶筐体であっても白地シールの場合はDD以前の筐体のディスプレイを換装したものの可能性が高い。 推測だが、カードリーダーを故障などのため換装した場合はDD以前の筐体であって黒地シールというケースもあるのではないかと思われる。 tricoro稼動の際に埋め込み式カードリーダーのキットがオプション販売されたため、Lincle以前の筐体であっても新カードリーダーの場合もある。 左(DD)⇔右(GOLD~Lincle) 新デザイン(tricoro)
また2P側STARTボタンの右のアイコンが並んでいる中に年号が書かれたものがあるが、これが初代筐体は1999、以降は2004となっている。 おそらくこの二箇所が食い違っていることはないと思われる。 tricoro筺体からはこの部分にカードリーダーが設置されたため、アイコンはなし。 扉 tricoro筺体からは従来のBOSE社のものではなくJBL社のものが採用されている。 稀に筐体の左右にスピーカーがついておらず、画面上部のスピーカーからのみ音が出ている場合もあるが故障などによるものと思われる。 初代~EMP tricoro
デフォルトの輝度に違いがあり、後期のものほど明るい設定がデフォルトとなっている。 その他の細かい差異に関しては調査中だが、遅延の大きさに違いがあると予想される。 DJT EMP&RAおよびtricoro
tricoroまでの筐体とSPADA(仮称)筐体でスタートボタン及びエフェクトボタンの表面の形状が変化している。 tricoro筐体とSPADA筐体の判別を行うにあたって容易いのはこの部分であろう。 tricoroまで SPADA
初代筐体は出荷時点では黒鍵が青色、それ以降は黒色になっている。 交換頻度も高く店ごとにアレンジがしやすい箇所なので判別の手助けにはならないだろう。
文責:Datura |