初めに この記事はIDXのシングルプレイにおけるいわゆる「譜面予測」について解説する記事である。 譜面の難所における鍵盤の配置を予めある程度予測しておくことによって得られる恩恵は大きい。 さらに、単曲をプレミアムフリーなどで繰り返しプレイする際、譜面の序盤でランダム配置を予測することによっていわゆる「当たり待ち」の効率を上げ、回転率を上げることもできる。 しかし、軸押しや連打、トリルの位置などを予測してしまうと極端に意識してしまい譜面認識の妨げになる場合もある事も確かである。 このように譜面予測に関しては一長一短な部分はあるが、出来ると得をする場面の方が基本的に多い。 この記事が新規ハード・EXハード・フルコンやスコア更新の手助けとなれば幸いである。 参考・譜面画像:Textage様 SP☆12(A~ELECTRIC MASSIVE DIVER)A(A)最初に1鍵の2連打があるが、その直後の高密度地帯にも同様に1鍵の2連打が存在する。 普通に密度が高くて難しいためあまり役には立たない。 Almagest(A)ハード・EXハードにおいて猛威を振るう最密地帯。常軌を逸した配置。 1鍵と2鍵の高速交互となっているのでここを予測し8分同時で2回→16分同時連打4回と餡蜜するのが理想。 両手に分かれている場合はこの餡蜜を正確に行うのは非常に難しいがとにかくこの2つの鍵盤を多めに押せばなんとかなる事が多い。 最初の単鍵乱打から8分軸が始まって最初に皿と一緒にくる2つ同時押しが1鍵と2鍵である。 この1鍵と2鍵にはCNも一切来ないということを覚えておくと得するかもしれない。 前述の最密地帯を抜けた直後に単鍵の短いトリルが2回来る。 この2回目のトリルの表拍の鍵盤は5鍵であり、CN地帯での最初のCNも5鍵である。 この最初のCNは、直前の47小節目が24分配置の高密度配置であるため外しやすい。覚えておくと得するかもしれない。 CN地帯でも特に難しいとされるいわゆる「ジャジャッジャッジャッジャ地帯」のCNも5鍵である。 この直後の56小節目のCNもまた5鍵であり、言うならばCNの縦連のような配置になっている。 Bad Maniacs(A)予測するのは2箇所。 赤で囲ってあるのがいわゆる軸地帯。2鍵が歯抜けの8分軸となっている上にいちいち皿が降ってくる。 緑で囲ってあるのは軸地帯の抜け際にある5・7鍵の謎の24分配置。EXハード、フルコンに置いて突如牙を剥いてくる事が多い。 ご親切なことに曲の最初に単鍵が大量に降ってくるので予測は容易。 開幕の歌詞で覚える。「YOU ARE NOW ENTERING COMPLETELY DARKNESS」赤文字の部分が2鍵。8ノーツ目。 「DON'T NEED TO PREPARE FOR IT」赤文字の部分が5鍵と7鍵。プリが5でペアが7である。 余談だがこれらをどちらも覚えておくのは結構難しい。予測してから実際の譜面までが長いため、「6が軸で24分トリルが14」というのをずっと覚えておこうとすると混乱する場合が多い。 自分の得意不得意に合わせて、どちらか一方だけ予測しておくのをオススメしたい。 BITTER CHOCOLATE STRIKER(A)曲の最終盤で1鍵の2連打が頻発する。特に86小節目が難しい。 これも予測は容易。最初の下降音型を叩かせる単鍵において音階的に一番低い音(ファ#)を叩いているのが1鍵である。 もしくは2小節目と3小節目に降ってこない鍵盤という覚え方でも良いし、6ノーツごとのパターンに区切って2つめのパターンの6つめの鍵盤、でも良い。 BLACK.by X-Cross Fade(A)イージーノマゲハードEXハードフルコン全てにおいて重要である「デジタンク地帯」。1鍵によるリズムキープが非常に大切。 ここ以外にも基本的には曲を通して1鍵がバスである。 地味に難しい歯抜け皿+8分同時押し地帯。この3+5が非皿側の片手で押せる配置であると助かる場合が多い。 判別は5秒で終わる。開幕の同時押しが135であり、その直後に3+5→1と来る。 Broken(A)中盤に皿がくっついているプチデニムがある。 曲終盤の乱打も基本的に白鍵と黒鍵が交互に来る二重階段のような配置である箇所が多く、 一番ラストの赤丸で囲ってある所もデニムに近い配置であることから、白鍵が非皿側(1Pなら4567)に固まったいわゆる「全割れ譜面」が押しやすい場合が多い。 これも予測は一瞬で終わる。最初に来る皿同時押しの鍵盤が157であり、その直後が3であるのでこの4つが4567(1234)ならば良い。 Colorful Cookie(A)かなりインパクトの強い16分皿+16分トリル。配置自体はSOLID STATE SQUAD(A)とあまり変わらないがBPMが暴力的。 出来れば3鍵5鍵の位置を予測しておき、片手で取ってしまいたい。 なお、27小節目の頭にも皿があるので16分9連皿である。最後の1枚を回し損ねてコンボが切れるケースが多いため覚えておきたい。 開幕の軸同時の後に35トリルにゴミのついた配置が降ってくるのでここで予測することが可能。 なお16小節目では表拍が3であるが、件の26小節目においては表拍が5であることに注意したい。8分餡蜜してしまうなら関係ない。 なお、3鍵と5鍵の位置を上記の方法で事前に把握している場合、この緑で囲ってある8分軸押しがそれぞれ1鍵と7鍵であるため、 57小節目の強烈な2重トリルを完璧に予想することが一応可能である。最初から餡蜜するつもりならば、もしかしたら役に立つかもしれない。 Colors(radio edit)(A)colorsを☆12たらしめている発狂地帯。全体的に忙しいが、特に赤丸で囲った57鍵の24分トリルが重要。餡蜜するなら12分で57同時押しを6回である。 曲が始まってから2回目の高密度トリル複合でトリルしている部分が57鍵である。 Concertino in Blue(A)3連符で軸同時押しをさせる地帯。この13鍵が47などに来て、ゴミが56などに挟まってたりすると非常に押しにくい。 曲が始まって一番最初に降ってくる皿同時押しが13鍵であるのでこれも一瞬で予測が可能である。 Dances with Snow Fairies(A)曲の一番最後にある謎の32分13トリル。餡蜜処理する時は16分で13を2連打すれば良い。 曲の中盤にあるいわゆる2連皿地帯が重要。この地帯には定期的に2連打が来る。最初に来るのが黄色で囲ってある1鍵であり、赤丸の7鍵軸が入るようになってからは緑色で囲ってある3鍵が2連打となる。 よってここで1鍵と3鍵が判別可能。 2連皿地帯で8分の軸となる7鍵も予測は可能。曲が始まって一番最初に出会う2連打が7鍵である。 DIAVOLO(A)EXHARD・フルコンだと途端にかなりの難所と化す32分トリル。餡蜜する場合は57を16分で5連打しなければならない。 開幕1小節で判別可能。まず1ノーツ目が5鍵であり、「テン、テレレレテン」と一番高くなる音(ミ)が7鍵である。 DOMINION(A)中盤の発狂地帯。ハード・EXハード・フルコン全てにおいて強烈な難所である。 赤丸で囲ってある通り、1鍵と3鍵のトリルがかなり主張してくるのでここを予測する。 開幕の単鍵地帯。「PREPARE FOR MAXIMUM OVERLOAD」赤文字が1鍵である。10ノーツ目。 「THE PAST、THE PRESENT、THE FUTURE」赤文字が3鍵である。11ノーツ目。 ELECTRIC MASSIVE DIVER(A)中盤のCN中に存在する1鍵の2連打。CNの変わり目に存在する上に皿もあるので予測しておくと楽になることが多い。 後半の微連打。1鍵と4鍵が忙しいので予測する。 最初のCN地帯で1鍵を判別可能。CNにくっついて単鍵が同じ所に2回連続で降ってくる。 同様に5小節目において2本のCNのうち途中で入れ替わらない方が4鍵であるので、一応ここで4鍵を判別することが可能である。 が、こちらで予測するほうが分かりやすい。最初のCN地帯が終わった直後の8分押しで、表拍になっているのが1+4の同時押しである。 1鍵がCN地帯で分かるので、同時押しのもう片方が必然的に4鍵である。 文責:ochihata |