曲別対策法M~P

tricoro収録楽曲の頭文字がMからPまでのすべてのBPMが変化する曲について、BPM変化、適していると思われる対策法をBPM変化のタイミングを示す譜面画像と共に掲載した。

対策法にはそれぞれ色つき文字でアルファベットを振ってあるので、それら対策法の詳細については BPM変化曲対策まとめ を参考にしてほしい。


Marie Antoinette

215-205-248


38小節目まではBPM215、133小節目からの16小節間はBPM248になっている。
38小節目でギアチェンをすることも不可能ではないが、変化幅は小さく猶予時間も0.83秒とそこまで長くないためBPM205に合わせたHSで開始するのが無難だろう。(A)

逆に後半は変化幅が大きいため、HSまたはSUD+を調節した方がよいだろう。
132小節目で変更する場合は猶予時間0.87秒、118~120小節の長い空白地帯で変更する場合は2.34秒となる。
当然、118~120小節で変更する場合は121~131小節を大きめの緑数字でプレーすることになる。
操作の難易度、低速力と相談しながら試行錯誤するのがよいだろう。

全体的にBPMが速めのため、小さめのHSでプレーすることになる。
よって、鍵盤でHSを変更するとBPM205からBPM248(1.21倍)という変化には対応しづらい。
無理にBPM248に緑数字を合わせずにFHS、NHSに関わらず鍵盤で1~2段階HSを下げるのがよいだろう。

NHS使用時であれば、118~120小節でSUD+のみ調節し、38小節目でHSを変更するという方法も可能である。(C)
この場合、事前に変更後の何段階HSを下げるか決めておきSUD+の位置を以下の式によって求めておくのがよいだろう。

SUD+の白数字 = 1000 - {1000 × (緑数字) × (変更後のHS) ÷ 701.6129}

ex.HSを38小節目で2.00→1.75へ変更、緑数字は293にしたいのであれば、
  1000-1000×293×1.75÷701.6129=269.1839
     つまり、118~120小節目でSUD+の数字を270程度まで上げればよい。





MAX300

50-300~12~300


※BPM表記は300だが、キックはBPM150の4つ打ちであるので以降の説明は一拍をBPM150基準のものとする。

BPM50から曲が始まり、ノーツが降ってくる一拍前にBPM300に上昇する。
開始時の緑数字を通常の6倍にしておけば対応できるので選曲前にしっかりと緑数字を確認しておくこと。(A)

中盤に減速を用いた擬似停止地帯があるが、73小節目が通常より1拍分(BPM150基準)長いため74小節目に入るタイミングが非常にむずかしい。
73小節目頭の同時押しと同時に1、2、3……と数えるとちょうど10拍目で74小節目の最初のノーツを叩くことになる。
操作面での対策は必要ないが曲をしっかりと覚えて対策する必要があるだろう。



moon_child

146~160~130

BPM146から開始しすぐにBPM160まで上昇し、曲終了直前から徐々に減速していく。
事前に146から160に上昇するので、緑数字を160/146倍に合わせておく必要がある。(A)

ちなみにこの値はおよそ1.1倍となり、Pink Rose、Concertino in Blue、Close my Eyes for Meとほぼ同じ値である。
覚えておくと計算の手間が省ける。

曲終了直前の減速部分はSP、DPともにHYPER譜面のみ8分の軸があるので、注意が必要。
もっとも160から155に減速しているだけなので、意識しすぎるとかえって遅く叩きすぎてしまうかもしれない。







New Castle Legions

120-150-(120)-170-180

24小節のBPM120から、15小節のBPM150、1小節のBPM120を経て8小節のBPM170、そして曲終了までの24小節がBPM180となっている。
基本的にはどんどん加速していくようなイメージでよい。

EXHやフルコンボ、ハードクリアを狙うのであれば、操作をせずに徐々に目線を上げていくプレーが一番無難だろう。
スコアを狙うのであれば、低速力に応じて多少のノーツ捨てをした上での操作を検討する必要もある。

鍵盤を用いたHS操作をするのであれば、BPM170地帯は比較的短くBPM180との差も少ないため、41小節目のBPM150~170の地帯でBPM180に合わせて変更をしてしまうのでよいだろう。(C)
FHS使用時のスクラッチ操作による変更であれば三度の操作が必要になる。41小節目ではなく42小節目で操作する必要があるため意識をしておきたい。(D)


鍵盤を用いたHS変更を行うのであれば、BPM120とBPM180にそれぞれ合わせやすいSUD+とHSを計算し(HS×BPMが近い値になるようにする)、その間でBPM150地帯でのHSを探すのがよいだろう。







NNRT

101-202-101

イントロとアウトロのみBPMが半分になっている。
いずれもノーツが降ってくる前に変速するため、FHS使用時であればSTARTボタンを押しながらスクラッチに触れるだけで対応できる。(D)

低速地帯はごく簡単な譜面であるので開始時の緑数字を2倍にしておいて操作なしでプレーしてもよいだろう。



PARANOiA ~HADES~

300-75-150-300


中盤に長い低速地帯がある。
一旦4分の1のBPM75まで減速し、その後2倍のBPM150に上昇し、三連符地帯と16分地帯を経てBPM300に戻る。

およそ操作猶予と呼べる場所がないため、極めて対策がむずかしく基本的には対策よりも低速力そのものを問われる譜面と言えるだろう。
EXHやフルコンボを狙うのであれば操作をしないのが無難と思われる。

逆にスコアを狙うのであれば、一瞬のノーツ捨てを行いSUD+のつけ外し、鍵盤やスクラッチ操作でのHS操作も検討の余地はある。

SUD+のつけ外しや鍵盤を用いたHS変更の場合は、67小節目に入った瞬間にBPM150に合わせ、83~84小節目または85小節目で再度操作をするるのがよいだろう。(B)(C)
FHS使用時であれば、67小節目、69小節目、85小節目で三度の操作をすることになる。(D)


いずれの方法にも難点があるため、操作をするかしないか、するのであればどのような方法が適しているかについては目的、低速力などに合わせて試行錯誤をし、練習を重ねる必要があるだろう。




Pink Rose

132~116-146

BPM132から開始し、一旦116まで減速した後に一気に146まで上昇する。
なんらかの操作をするよりはむしろ曲開始時の緑数字を146/132倍しておくのが無難だろう。(A)

ちなみにこの値はおよそ1.1倍となり、moon_child、Concertino in Blue、Close my Eyes for Meとほぼ同じ値である。
覚えておくと計算の手間が省ける。


11小節目はいずれの譜面でもほとんどスクラッチのみであるため、この部分で片手でSTARTを押してHS変更を行うことも一応できるが、SUD+の位置が予想以上に大きく変わってしまうことも多く安定させづらいだろう。(D)
DPの場合はDPN、DPHの場合は1P側2枚→2P側2枚、DPAの場合は左右交互に2枚ずつという配置になっている。