SPADA収録楽曲の頭文字がAからDまでのすべてのBPMが変化する曲について、BPM変化、適していると思われる対策法をBPM変化のタイミングを示す譜面画像と共に掲載した。
2.05倍
22小節目まではBPM93の8分主体の譜面。23小節目の3拍目でBPM191に加速し以降はBPM変化なし。
BPM変化と同時にノーツが降ってくるので、スクラッチ操作でギアチェンするのにはあまり適さない。
23小節目のギアチェン猶予時間は1.29秒。
BPM93の部分はほぼ同時押しのため、緑数字を191に合わせた後に緑数字は揃えずに適当に鍵盤でHSを上げ、23小節目でHSを下げるのでもよい。(C)
その場合は緑数字を普段の2.05倍(191/93)に合わせておく。
緑数字を普段の2.05倍した数字に合わせておき、GET READYの文字が出現したのちにHSを変更すれば、23小節目でスクラッチによるHS変更をすることもできる。(E)
緑数字を維持したままギアチェンをしたい場合は、曲開始時のHSを1.95(白鍵2回ギアチェン)または2.92(白鍵3回ギアチェン)に合わせるとよい。(C')
144~60-80 2倍
曲の後半でBPMが2倍になり、一旦遅くなってから2小節少しで曲が終わる。
低速部分も高速部分も3連符のスクラッチが多く、BPM変化幅も大きいため特に対策が重要な曲である。
操作は34小節目の2拍目また4拍目を叩いたあとに操作をするのが一番よいだろう。
捨てノーツをせずに済む猶予時間は加速前0.55秒、減速前0.83秒程度なので慣れが必要。
減速前は猶予時間こそ比較的余裕があるが、実質2倍の速さで3つ同時押しが降ってくることになる。曲もその後すぐ終わるので、クリアやフルコンを狙う場合は無理に操作をしない方が無難だろう。
SUD+つけ外し操作がもっとも操作ミスをしづらく確実である。(A)
HSを変更する場合はFHSとスクラッチ操作を使った(E)の方法が一番確実であると思われる。
手順は以下の通り。
1. 緑数字を普段の2倍(216/108)に調節する。
2. HSが0.50の倍数になる位置にSUD+を動かす。
3. HSが2倍になるように黒鍵でHSを変更する。
4. 加速前の34小節目などでSTARTを押しながらスクラッチに一瞬触れる。(この操作でHSが半分になる)
スコア狙いなどの場合、減速前に手順3と同じ回数の白鍵を押すことで低速地帯をおよそ同じ緑数字でプレーすることができる。(手順4でSUD+が動くので厳密には緑数字は多少ずれる)
加速部分
減速部分
Close my Eyes for Me
132-1451.1倍
長いスクラッチのあと、曲の3/4程度のところでBPMが10%程度上がる。
BPMの変化幅が小さく捨てノーツをせずに変更する猶予もないため、後半に合わせておくのがよいだろう。
10%加速なので、緑数字も10%増しの1.1倍にする。
余談だが、Close my Eyes for Me、Pink Rose、moon_child、Concertino in Blueはすべて10%程度の加速なので普段の1.1倍の緑数字を覚えておくとこれらの曲をプレーする際に計算の手間が省ける。
Concertino in Blue
140-155?~128 1.1倍
6小節目からBPMが10%程度上昇し155になる。
特に操作はせずに開始時の緑数字を1.1倍(155/140)にしておくのがよいだろう。
その後は何度か微妙に揺らぐものの、特に対策の余地はないと。
最後の減速は73小節目でのHS操作が一応可能。
余談だが、Close my Eyes for Me、Pink Rose、moon_child、Concertino in Blueはすべて10%程度の加速なので普段の1.1倍の緑数字を覚えておくとこれらの曲をプレーする際に計算の手間が省ける。
加速前後
減速前後
Cradle
160-188 1.175倍
44小節目でBPMが160から188に17.5%加速する。
はじめから緑数字を1.175倍(188/160)しておく手もあるが、40小節目などでHS変更をしてしまってもいいだろう。
猶予時間は0.38秒しかないが、正規鏡やランダムで1鍵が白鍵に来た場合はそのままノーツを取りながらHS変更ができる。
DPN、DPHでは右側の7鍵に同様の4分刻みが降ってくる。
FHS使用時に鍵盤でギアチェンする場合は曲開始時のHSを3.36にしておくと白鍵1回のHS変更で緑数字を維持できるが、その場合はHS×BPMが537.6なのでSUD+を下げてプレーするのに慣れている人にとってはややつらいだろう。
NHS使用時には緑数字を160か188のどちらかに合わせて、ギアチェンすることになる。
160をHS2.5以下でプレーする場合は白鍵を1回、HS2.75以上でプレーする場合は白鍵を2回でHSを下げるのがよいだろう。
なお、緑数字を160と188に合わせたときの緑数字の誤差は以下の通りになる。
ex. 普段緑数字を300にしているプレーヤーがBPM188地帯がHS2.25の緑数字300になるように調節したい場合、白鍵1回でHS2.5からギアチェンすると、BPM160地帯の緑数字は+5.8%の317になるので、曲開始時は緑数字317に合わせておく必要がある。
曲開始時のHS | 1.25 | 1.5 | 1.75 | 2.0 | 2.25 | 2.5 | 2.75 | 3.0 | 3.25 | 3.5 | 3.75 | 4.0 |
緑数字を160地帯に合わせた場合の188地帯の緑数字誤差 | +6.4% | +2.1% | -0.7% | -2.7% | -4.3% | -5.4% | +4.0% | +2.1% | +0.6% | -0.7% | -1.8% | -2.7% |
緑数字を188地帯に合わせた場合の160地帯の緑数字誤差 | -6.0% | -2.1% | +0.7% | +2.8% | +4.4% | +5.8% | -3.9% | -2.1% | -0.6% | +0.7% | +1.8% | +2.8% |
D
120~240-50-175~30-120
BPMが120、175、125の3パートに分かれている。
単純なBPMの切り替わりではなく、段階的な加速や減速、超低速(CNのみ)などを挟むため対策がむずかしい。
・加速について
最初の120地帯を普段の緑数字の1.5倍程度でプレーする余裕があるのであれば、BPM180~190あたりにあらかじめ緑数字を合わせておくのがよいだろう。
175地帯はそのままやや大きめの緑数字でプレーするか、58小節目でHSを上げて後半のBPM120地帯をプレーするのがもっとも堅実な方法であると思われる。
スコア狙いなどでなるべく120地帯を普段の緑数字でプレーしたいのであれば、18小節目の2拍目(画像1の35同時押しと24同時押しの間の箇所、猶予時間0.38秒でSUD+かHSを操作して加速に対応するのがよい
なお、このタイミングがSPN~DPAの6譜面すべてでもっとも猶予のあるタイミングである。
・加速後の超低速~175、減速~120について
FHSを使用しているのであれば、2回ともCNの終点と同時にBPMが変化するので、CNを離してからSTARTを押しながらスクラッチに触れることで対応可能。
BPM175になってから最初のノーツが降ってくるまでの猶予時間は0.51秒、BPM120になってから最初のノーツが降ってくるまでの猶予時間は1.0秒である。
この猶予時間もSPN~DPAの6譜面すべてで同様。
120地帯と175地帯の間の加速~超低速
175地帯と120地帯の間の減速~超低速
DAY DREAM
80-300-175-90-175
BPM80で開始し、4小節だけ300に加速し以降はBPM90の低速地帯を挟むBPM170というBPM変化をする。
低速は対策が楽なため、主にBPM300の前後の対策することがメインとなる。
・加速について
SUD+なしの状態でのプレーに余裕があるのであれば、BPM300地帯だけSUD+を外し、BPM170になる前(猶予時間0.4秒)に素早くSUD+をつけることで対応できる。(B)
SUD+をつけたままで300をプレーしたいのであれば、11小節目と12小節目のどちらでHSを変更するかによって適した方法が異なる。
11小節目でHS変更をしたい場合は、曲開始前に緑数字を普段の0.57倍(170/300)にしておき、鍵盤操作でHSを下げ、さらにBPM300前にHSを1/4強に下げ、11小節目でSTARTを押しながらスクラッチに触れることで理論上は捨てノーツなしでHS変更ができる。(E)
ただし、11小節目でのHS操作に失敗した場合はリカバリーがむずかしく、リスクリターンが大きいのが難点である。
対して12小節目でHS変更をしたい場合は、普段の緑数字でプレーを始め、6~7小節目で鍵盤でHSを1/4強に下げ、300を叩いたあとに12小節目開始と同時にノーツをいくらか捨ててSTARTを押しながらスクラッチに触れることでHSを変更することができる。(D)
ノーツを捨てることになってしまうため、操作そのものは簡単だがEXHやフルコン狙いには適さない。
・減速について
前後に大きな空白(減速前1.41秒、加速前1.33秒)があるため操作は非常に容易である。
密度も低いので鍵盤である程度HSを上げ、加速前に上げた分だけ下げる程度で十分だろう。
dual control
131-140
7小節分の長さの1小節目のみBPM131となっており、2小節目以降は曲終了までBPM140となっている。
変化幅も小さく、ノーツもそこまで多くないので緑数字をあらかじめ140に合わせた1.07倍(131/140)にしておくのがもっとも簡単である。(A)
どうしても緑数字を維持したいのであれば、NHSを使用してSUD+を操作するか、FHSからNHSに変更する際のHS変化を利用した方法が可能である。(F)
FHSからNHSをに変更する方法を使う場合は曲開始時のFHSを以下の計算式から導き出した値に調節しておく必要がある。
(FHSの値) = (変速後のNHS) × {(変速後のBPM) / (変速前のBPM)}
ex. NHS3.0でBPM140をプレーしたい場合は、曲開始時のFHSを3.21(3.0×140÷131)に調節しておく
Written by DATURA